複数のアカウントを使用する

1Passwordマニュアル|1Password CLIを使い、複数のアカウントを使い分ける方法を解説します。

複数のアカウントを使う

1Password アプリの統合をオンにすると、1Passwordアプリに追加した全アカウントで 1Password CLIを使用できます。

複数の 1Password アカウントを使用している場合は、 op signinコマンドを使ってサインインおよびサインアウトするか、各コマンドで--accountフラグを使うか、OP_ACCOUNT環境変数を設定することで、アカウントを切り替えることができます。

op signinでアカウントを切り替える

デフォルトでは、--accountフラグでアカウントが指定されていない限り、全ての 1Password CLIコマンドは最後にサインインしたアカウントで実行されます。

別のアカウントにサインインするには、 op signinを実行し、1Passwordアプリに追加されたアカウントのリストからサインインするアカウントを選択します。

--accountフラグでアカウントを指定する

--accountフラグをアカウントのサインインアドレス(https:// の有無に無関係)またはIDとともに含めることで、特定のアカウントでコマンドを実行できます。

例えば、my.1password.comというサインインアドレスを持つアカウント内の全て保管庫のリストを取得するには、次のようにします。

$ op vault ls --account my.1password.com

--accountフラグを使って、スクリプト内で異なるアカウントを指定できます。

例:

$ PASSWORD_1=$(op read --account agilebits-inc.1password.com op://my-vault/some-item/password)

$ PASSWORD_2=$(op read --account acme.1password.com op://other-vault/other-item/password)

OP_ACCOUNT環境変数を設定する

特定のアカウントにのみサインインしたい場合は、OP_ACCOUNT環境変数をアカウントのサインインアドレスまたはIDに設定できます。これを使用して、スクリプトでアカウントを指定することもできます。

Bash、Zsh、sh

$ export OP_ACCOUNT=my.1password.com

fish

$ set -x OP_ACCOUNT my.1password.com

PowerShell

PS C : \>$Env:OP_ACCOUNT = "my.1password.com"

アカウントのサインインアドレスまたはIDを見つける

1Password アプリに追加した全アカウントの詳細を確認するには、op account listを実行します。

入力例: $ op account list

結果の例:

URL EMAIL USER ID

my.1password.com [email protected] JDFU...

agilebits-inc.1password.com [email protected] ASDU...

サインインアドレスまたはユーザーIDを使って、コマンド内の特定のアカウントを参照できます。

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